朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

ねぎとごまと豆腐と。

なんとなく憂鬱な気分なので今日の晩御飯作りはお休みさせていただき、数日振りにブログなぞ書いてみる。

 

 

豆腐の上にごまとねぎをたっぷり載せ、その上からさらーっとだし醤油をかけてみた。

うまい。

 

 

毎日晩御飯を作るのは義務ではない。旦那よりも私の方が帰るのが早いから作っているだけだ。

しかし勤務時間と給料が仮に完全に逆転したとして、家事の分担も全く同様に逆転するのだろうか。

世界経済フォーラム発表の男女格差が144ヵ国中111位との報に触れ、そんなことを思った。

 

 

石黒浩というアンドロイド研究者の言葉が面白い。

彼曰く、「夢は持つな」

「夢」をしぼると、他のものに興味を持てなくなってしまうから。時間をかけなくなってしまうから。

もっと言うと、他のものに興味を持たない便利な「言い訳」を手にしてしまうから。

 

彼はロボットが好きなのではなくて、人間にとことん興味があって、人間を知るためにロボットの、アンドロイドの研究をしているらしい。

変わった人もいたもんだ。

 

でも「夢は持つな」という言葉には不思議と救われてしまう。

 

今私のしている勉強は役に立つのだろうか。

今私が目指している仕事は数十年後も需要があるのだろうか。

この投資は無駄にはならないのだろうか。

 

そんな、悩んでもどうしようもないことの迷宮からちょっとだけ、解放される。

 

ノーベル賞受賞者の方の「役に立つか立たないか」の弊害の指摘も、そういえば記憶に新しい。

 

 

「ブログは一種のセラピーだ」なんて意見を聞いたことがあるけれど、実際そういうところはある気がする。

頭の中のごちゃごちゃを、たまには言葉にしてみるのも、良いものだ。

 

親の影響、人の影響

ハードは実母。ソフトは父、と義母がちょっと。

 

ハードは、外見、ふるまい、趣味とか特技。

ソフトは、考え方、物事の捉え方。

 

父からの影響が強い、と長年思ってきたし今も思ってるけど、やっぱり私は実母の子でもあるのだなあ、と最近思う。

 

 

見た目もそうだがやっぱり趣味・特技。

 

実母はピアノが好きで、英語が好きで、きれいなものが好きで、フランス語も得意だった(一度もヨーロッパに行ったこと無いのに)。

 

私はバイオリンが好きで、英語が好きで、きれいなものが好きで、もっとたくさんの外国語を習得したい。

 

ほんと、一緒。

ここまで似るもんなんだなあ、とある種の感慨深さすらある。

 

 

そういえば母は運転中や作業中に話しかけられることを嫌った。

その傾向は私にもある。

 

きっと母も「聴覚優位者」だったのだな、と今は思う。

ayacai115.hatenablog.com

ずいぶん前書いたこんな記事。

 

音楽が好き、語学が好き、得意、話しかけられるとかなり集中力を持っていかれるからできれば作業中は黙っていて欲しい、、、一緒だわ笑 

聴覚強め、ですね。

 

 

あとは自分が今脱却したいと思っている完璧主義的なところ、自信の無さからくる過剰反応、そういうところもそのまんまよなー

 

 

 

 

親に限らず、今まで出会ってきた人と自分とをふと見つめなおしてみると、お互いがお互いの要素をちょっとずつ、ちょっとずつ吸収しあってきたんやなと気づく。

 

それは一方的な受容かもしれないし、相互作用的な化学反応かもしれない。

 

個人の境界というのは、実は目に見えているよりもずっとずっと曖昧な、ぼやけたものなんだろう。

とここで、特に詳しくもないエヴァのATフィールドを思い出す。。。

 

そう考えると、一緒にいる人、一緒に時間を過ごす人というのは非常に重要で、それはつまり誰の一部を己の境界と融合させるかということだから。

 

 

いらない縁は、切る。

 

良い縁は、まあ、心の赴くままに進んでいったらつながっていくんじゃないでしょうか。

(時々間違えたりもしつつ。笑)

 

 

 

もうすぐ25歳。。。

 

「生産性の概念の欠如」

昨日ついったしてたらちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんのこんなつぶやきが。

読んでみた。

d.hatena.ne.jp

日本の労働生産性が本当に低いかについてはちゃんと統計を読む必要があるからここでの言及は避けるけれども、「生産性の概念の欠如」は完全に同意。

 

「よしっ!じゃあ今できたことをあと5分早く終わらせるためにはどうしたらいいか、考えてみよう!」

そんな言葉、ついぞ聞いたことがない。

 

「じっくり取り組む」「間違いなくこなす」「丁寧に対処する」それが、否、そう見せることが最優先で、早くこなしたらこなしたで「本当に間違いは無い?」「時間いっぱい使わなくていいの?」そう念押しされる教育を受けてきたなと思う。

 

そして私自身、「生産性の概念」が欠如しているな、とこのエントリを読んで気づかされた。

今日の仕事では、それぞれの作業にどれだけの時間がかかっているか把握し、それを10%短くするにはどうすれば良いか、方法を考えてみる。

勉強でもそうだな。なんとなーく毎日英語に触れて、なんとなーく満足感を得ているだけでは前に進めない。まずは自分が「何」に、「どれだけ」時間を使っているかの把握から。

「〇〇しかできない」という機能性

これもあれもそれも、全部スマホ1台で!

 

まさしく「多機能」の権化であるスマホが主要インフラの一つとなって久しいですね。

 

家電製品でも「多機能」の追求を強く感じます。最たるものが電子レンジ

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一度も使ったことのない機能たち……

使うたびに説明書を読まなければいけないわけで、どの程度の消費者が実際に利用しているのか疑問です。

電子レンジは、開発にかけられた労力と消費者の利用方法が釣り合っていない最たる例じゃないか、と思っています笑

 

 

そんなにたくさんの機能、いらないのになあ…

そう思っていたころに存在を知って「これぞ!」と思ったものがあります。

 これ!ただただ「揚げる」しかできない、「揚げる」だけに特化した家電

実物を見たこともあるんですが、これけっこうでかいんです。「こんなにでかいのに揚げ物しかできないんだ…」ってぐらい。

日本のメーカーだったら間違いなく色んな機能をごちゃごちゃつけないと気が済まないであろう大きさです。

 

でもこれはただ「揚げる」しかできない。

 

そしてそれが良いんだと思います。

家事って基本的にルーティンワークなので、「この道具はこのため」と決めて使います。使うたびに用途を検討するのは却って疲れる。

このフライヤーはそんな家事の在り方にうまくフィットしています。

「炒める」「ゆでる」「揚げる」全部をこの1台で!そんなごちゃごちゃ入っていたら、使う人は却って減るだろうな。

 

 

 

そして最近思うのが、

「読むことしかできない」

これってめちゃくちゃ大事なことです。

 

近頃、エクセルで単語帳を自作・プリントアウトして電車などで眺めています。そこで痛感、「紙ってなんて優秀なんだ!」

 

スマホで英単語の勉強なんて絶対できません。

なぜならぜーったいに遊んじゃうから。親指をふいふいっとするだけでTwitterに飛べちゃうわけです。こんなの無理。残念ながらそんな強靭な精神力は持ち合わせておりません。

 

その点紙はどうしたって脱線しようがない。黙々と単語の一覧と向き合うしかない。これが本当にありがたいです。

 

一昔前はひたすら「機能は多ければ多いほど優秀」という傾向でしたが、最近は「より良く、より少なく」といった考えに方針転換しつつある感もあります。

 

改めて紙の「読むことしかできない」というある種の機能性を前にして、やはり何事も適材適所だよなあ、との思いを強くした次第であります。

 

朝起きてすること

寒くなってきました。お布団の温かさの威力が日に日に増しています。ぬくぬく…シアワセ…ぬくぬく…シアワセ………

 

思うのですが、朝やることが決まってないと早起きできん!!

ブログ記事、大体書くこと決めてないと「早く起きてもなあ…」と夢の世界にあっさりリターンしてしまいます。ムズカシイネー

 

これって不思議で、毎日サクサク書いているとPCに向かえば自然と書くことが湧いてくるんです。でも数日さぼるとじわじわ億劫になってくる…何事も習慣、習慣。

 

今年もあと2ヶ月半かあ…

(そういえばいつのまにか前職よりも現職の方が長くなっていました。はやいものです笑)

初LINE LIVE観てみました。(冨田ただすけさん)

毎日料理するとなるとネットのレシピに日々お世話になるわけですが、特にお気に入りなのがこちらのサイトです。

www.sirogohan.com

簡単で素敵なおいしいレシピがたくさん載っているのでとってもありがたいです。

 

運営してらっしゃるのは冨田ただすけさんという料理家の方なのですが、私はこの方のLINEもフォローしています。

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 こんな風に材料を呟いたらぽぽぽって自動でレシピを返してくれるので、とても便利です。くり食べたいな~~~

 

ほんで、昨日冨田さんのLINEアカウント見てたらこんな呟きが…

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にゃんとっ!

冨田さんの調理をLIVE中継となっ!

っちゅーわけで観てみました。

アプリも入れて、初LINE LIVE…

 

こんな感じ。

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わーっ、動いてる~~~!!

切り方とか食材の扱い方とか、プロの手つきを間近で観られるのが本当に楽しかったしありがたかったです。手つき、きれいだったな~

観ながら、やっぱ料理っていいなーって思いました。野菜を切る音、幸せの音。。。

それともうひとつよかったのが、画像のようにコメントを送ると、それを見た冨田さんが「あ、それはですね…」と調理しながらお返事を下さるんです!

きのこの切り方、油揚げを入れるとしたらどのタイミングか…などの質問に答えてくださっていました。

手元でちゃちゃっと入力したら、それがいつもレシピを参考にしているプロの方にすぐ伝わってお返事を頂けるって、考えてみたらめちゃくちゃすごいですよね…!

いやはや、すごい時代になったものだナア…などと、おばあちゃんのようなことを思いました笑

 

そんなこんなで、昨日は冨田さんの動画を観てほっこり。お人柄も素敵な方でした。

 

・きのこの炊き込みご飯

・秋鮭のガーリック醤油照り焼き

・みょうがのかき玉汁 

 おおおおいしそう…これはやるっきゃない!

明日の晩御飯はこれにしようかな…

(あ、炭水化物ダイエット中だから炊き込みご飯だめだわ、つら)

 

はい、動画の力の偉大さを思い知った夜でした。

楽しかった~

「良い子じゃないと死んじゃう」病

 為末さんがこんなことをおっしゃってました。

はい、私傷つきやすいです。

はい、私プライド高いです。

 

失敗したとき、人の足を引っ張っているとき、自分の手違いで人に迷惑をかけたとき。人一倍凹みます。ダメージを受けます。態度が弱弱しくなって、周囲に一層迷惑をかけたりします。

 

「できなかった」「否定された」という事実ががっつり尾を引きます。些細なことほど。(相手は全く否定したつもりじゃなくても)

 

例えば料理。味付けに失敗した、調理時間が予想の2倍になった、栄養バランスがあまりよくない等々、うまくいかなかったこと、食べた人からダメ出しを頂いたことが日々積みあがってのしかかってきます。「ああっ、前も言われたのにまた同じことやっちゃった。。。。。。」そんな具合で地味にダメージを受けています。

 

 

例えばバイオリン。京大オケでの現役時代、「私はあれができない」「これができない」「それもできない」そんなことばかりが私の頭をいっぱいにしていました。「できないくせに人に偉そうなことは言えない…」そう委縮して、却って練習の場を非生産的にしてしまったことは数えきれないほどありました。

 

自分に対して厳しい(ケチつけたがりの)フィルターって、結局他人に対しても同じなんですよね。自分に厳しく、人に優しく、で在りたいのに、見た目はニコニコしながら「へたくそなのに偉そうなこと言いやがって…」と内心毒づいている自分が本当に嫌でした。

 

 

完璧主義まではいかないがそういう傾向のある自分の考え方。大学時代になんとなく気付いてきて、「なんでかなあ」と考えてきました。

一つの大きな原因は、「育てられ方」じゃないか、という結論にたどり着きました。

子育てにおいて、「過程を評価するか」「結果を評価するか」というのは小さなようで実はとても大きな違いがあるそうです。

うちは父親が仕事でほとんど家にいなかったので、母親が主に子育てを行っていたわけですが…

 

iku-labo.jp

【NG其の五】結果にフォーカスして褒める

「90点もとれたんだ!偉いね!」などは子供を褒めたことにはならず、「褒める=評価する」になっています。このような結果にフォーカスした褒め方だと、子供にとっては「次も親の期待に応えよう」というプレッシャーになったり、“いい子症候群”になる可能性があります。“いい子症候群”というのは、親や大人の顔色を伺い、いつもイイ子に振舞おうとする子供のこと。

 これ!いつも「結果」ばかり言われるんですよね…

「〇〇ができるスコーンちゃんはすごいね!」とか「スコーンちゃんは〇〇ができるんだから大丈夫!」とか。

アレ?じゃ何もできなかったらスコーンはだめなの?生きてちゃダメなの?受け容れてもらえないの???

そうして、常に「〇〇ができる(理想の)スコーン」と「現実のスコーン」のギャップに苦しんできました。

 

【コツ5】経過を褒める

親がやってしまいがちな褒め方として、「良い結果が出た時にだけ褒める」といったことがあるでしょう。上手くいくこともあれば失敗することもあります。“結果”だけではなく頑張っている“経過”にも注目してあげることが大切ですね。「親が自分をしっかり見てくれている」と思えば、子供は勇気を出して前進していけるものです。新しいことに挑戦する時は“結果的には失敗”になることも多いですから、経過をしっかり褒めてあげましょう。

 褒めるコツ、「経過を褒める」。これ、本当に大事だなと感じます。

 

鮮明に覚えている腹立ちエピソードがあるのですが、中高時代、私勉強できなかったんですよね。というかそもそもテストとかそういうの無理。一応選抜クラスみたいなのに入れた時期もありましたが、学年順位で見れば京大は完全に圏外でした。

でも京大に、京大オケに入りたくて必死で、それこそ死ぬ気で勉強したんです。センター試験がボロボロでも、「絶対入る!」って思って毎日泣きながら勉強したんです。それでなんとか合格できた私に母親が放った一言。「さすが、賢いんだね~!全然勉強してなかったのに京大入れるなんて。え?だって高2までゲームやってたじゃない?」

もーーーーーーーーーーこれが死ぬほど死ぬほど死ぬほどむかつきました笑

 

ここで気づいたのかもしれません。「あ、私は経過じゃなくて結果を褒められて育ってきたんだな。」「親にはもっと経過を見てほしかったんだな」って。

 

 

旦那を見てると、「存在自体を愛されて育ってきたんだなあ。。」というのが本当によくわかります。別人類。ご両親も本当に仲が良くて、家庭ってそれぞれこんなに違うもんなんだなあ…とびっくりします。

小さいころからこんなに仲の良さそうな両親を見て育ってたら、私もここまでひねくれてはいなかっただろうな、とちょっと思ったり。でもまあ離婚やらなんやらのお陰でなかなか得難い感情も知れたので、その点はよかったと思います笑

 

 名付けて「良い子じゃないと死んじゃう」病、これは自分はつらいし周りも扱い辛いしであんまりいいことはありません。「できなきゃ」「やんなきゃ」こうした感情は昔よりは冷静に対処できるようになったとはいえ、やっぱりまだまだ強いです。

20歳までにできた人格はそうそう変えられない…そんな話を聞いたことがありますが、まあ、そうなんでしょうね。これからがっさり変わると思えません。それでも、少しでも気楽に生きられるように、自分の感情をきままに観察していこうと思います。