あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日が仕事始めでした。
正月休み中一度もPCを開かなかったため、仕事はおろか、プログラミングをしたり技術系の記事をしっかりと読んだりするのも10日振りでした。
思いの外これがプラスにはたらいたようで、新年1日目は充実した時間を過ごすことができました。
そんな話です。
PCを開きもしなかった9日間
12月27日の年内最終出社から今日の仕事始めまで、PCを開くことすらしませんでした。これは意図していたわけではなくて、つわりで体調が悪かったり、そもそも開く動機がなかったりしたからでした。
「開く動機がない」のはエンジニアとして問題では…?と休み中は軽く悩んでいました。Twitterを見れば息をするかのように技術系の話をしている人がいて、9日間もコードを書かないなんて耐えられない!なんて人もいるはず。コードを書きたい衝動、技術の話をしたい衝動の湧かないわたしは今後エンジニアとして食っていけるんだろうか、と不安になっていました。
好きな本を読み、好きなことを考えた9日間
PCを開かず、技術書も読まず、なにをしていたのか。
歴史や文化の本を読んでいました。
読んでいる
— スコーン@初マタ10w (@ayacai115) 2019年12月30日
『危機と人類』ジャレド・ダイアモンドhttps://t.co/RFxHZgoQmV pic.twitter.com/lnIyXy1Lvg
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』読了
— スコーン@初マタ10w (@ayacai115) 2020年1月4日
日本人の母、アイルランド人の父を持つ少年が、英国でほとんどが白人の中学校に通いながら人種差別や階級差別と向き合っていく話。母目線でのエッセイ。 https://t.co/L8yo57Dngc
小学生のころから歴史や文化、人間の性質について考えるのが好きで、お正月はこんな本を読んだり考え事をしたりして過ごしました。(考えたことはツイートのスレッドに書いてあります)
折しもNHKの「100分deナショナリズム」という面白い番組を見かけ、やっぱりわたしは技術よりも歴史や社会について考える方が好きだなあ、エンジニアに向いていないのかなあと迷いを抱いていました。
技術のことよりも歴史や文化、人間について考えている時間の方がはるかに長いんやけれども、残念ながらこれで稼ぐだけの力はないので、明日からは再び技術者としてがんばります💪
— スコーン@初マタ10w (@ayacai115) 2020年1月5日
仕事、おもろいやん
そして今日、仕事始めを迎えました。満員電車を避けて早朝出社。朝から問い合わせ対応をし、コードやクエリを書きながら徐々に感覚を取り戻します。あれ、やっぱりおもろいやんという気持ちになってきました。
週始めのミーティング。以前は「もちっと生産的にならんのかなあ」と他人事のように考えていましたが、自分の働きかけで良くしていけるのではと気づき、まずは議事録とタスクを整理してみました。
9日間仕事や技術から距離をおいた結果、自分の中に知らず積み上がっていた惰性が消えていました。仕事、おもろいやんという気持ちになりました。
リフレッシュできてた
これが俗にいう「リフレッシュ」か、と納得しました。惰性や面倒くさがりのキャッシュをきれいさっぱり削除して、改めて正面から仕事と向き合えるようになった気がします。休み中好きなことだけを考え、自分はやっぱり人間に興味を持っているんだなと再確認できたのもよかったのかもしれません。
なにより、ひさびさに触れるプログラミングや技術の話がおもしろく感じられたことに安心しました。よかった、この仕事を続けられそう。
今年は夏に出産も控えており、人生が次のステージに進む1年になりそうです。みなさまの1年が、素敵なものになりますように。