なんとなく憂鬱な気分なので今日の晩御飯作りはお休みさせていただき、数日振りにブログなぞ書いてみる。
豆腐の上にごまとねぎをたっぷり載せ、その上からさらーっとだし醤油をかけてみた。
うまい。
毎日晩御飯を作るのは義務ではない。旦那よりも私の方が帰るのが早いから作っているだけだ。
しかし勤務時間と給料が仮に完全に逆転したとして、家事の分担も全く同様に逆転するのだろうか。
世界経済フォーラム発表の男女格差が144ヵ国中111位との報に触れ、そんなことを思った。
石黒浩というアンドロイド研究者の言葉が面白い。
彼曰く、「夢は持つな」。
「夢」をしぼると、他のものに興味を持てなくなってしまうから。時間をかけなくなってしまうから。
もっと言うと、他のものに興味を持たない便利な「言い訳」を手にしてしまうから。
彼はロボットが好きなのではなくて、人間にとことん興味があって、人間を知るためにロボットの、アンドロイドの研究をしているらしい。
変わった人もいたもんだ。
でも「夢は持つな」という言葉には不思議と救われてしまう。
今私のしている勉強は役に立つのだろうか。
今私が目指している仕事は数十年後も需要があるのだろうか。
この投資は無駄にはならないのだろうか。
そんな、悩んでもどうしようもないことの迷宮からちょっとだけ、解放される。
ノーベル賞受賞者の方の「役に立つか立たないか」の弊害の指摘も、そういえば記憶に新しい。
「ブログは一種のセラピーだ」なんて意見を聞いたことがあるけれど、実際そういうところはある気がする。
頭の中のごちゃごちゃを、たまには言葉にしてみるのも、良いものだ。