IoT、IoTって毎日聞かない日は無いくらい流行りの単語。
で、実際どういうもんなの?ってのを体験するべく、初心者向けIoTワークショップに参加してきました!
ワークショップということで、前半はIoTってなに?という話やルンバでセンサーがどのように使われているか、という話を聞きました。んで後半は、SONYのMESHタグというもので実際に遊んでみました!
IoTのメリット
そもそもIoT、すなわちInternet of Thingsのメリットは何か?
今までオフラインだったものがネットワークに繋がることで今まで提供できなかった価値を生み出す仕組み
というのが、昨日のセミナーでの定義でした。
例えば、スマートロックという仕組みを使うと、リアルの鍵が不要になり、ネット上で鍵を管理・使用できるようになります。
そこで考えられるメリットは…
- 引越しごとの鍵の取り替え費用が不要になる
- 鍵を失くすリスクがゼロに
- 不動産屋さん内見時の手間が省ける
- 共働きの場合、子供の帰宅を確認できる
- 高齢者一人暮らしの場合、深夜徘徊などを感知・予防できる
といったものがあります。
実物が不要になるのに加えて、鍵開閉時のデータを収集することで新たな価値が提供できます。
IoTの3つの要素
具体的には3つの要素があるそうです。
1. インプット(センサー)
データを収集して、クラウドにアップロードする。
2.プロセス(クラウド)
集めたデータをもとに、分析、加工する
3.アウトプット(フィードバック)
ユーザーやモノへデータを返す
アナログとデジタル
センサーを利用してデータを集めるわけですが、データには大きく分けて2種類があるそう。
アナログデータ
連続した数値で情報を表現する値
例:温度、距離、赤外線、加速度、音
デジタルデータ
0か1かの信号で情報を表現する値
例:人間感知、傾き、磁気、接触
SONYのMESHタグ
そして昨日のメインはSONYのMESHタグを実際に使ってみるワークショップ!
3cmくらいのカラフルなタグが、それぞれ「人間を感知する」「温度湿度を感知する」「動きを感知する」といったセンサー機能や「LED発光する」といったアウトプット機能を持っていて、それをスマホアプリで操作します。
まず見た目が可愛い!昨日は6個のタグを使ったのですが、オレンジや緑、青のタグが並んでいるだけでワクワクします!
昨日は課題を与えられて、それをどう解決するか、ということを2人1組で考えました。
課題1:オフィスの中で寒い人と暑い人がいる
温度センサータグをオフィス内にいくつか設置して、どれかが20度を切ったら別のLEDタグが光って「寒いよ!」って知らせる。
というプログラムを組んでみました。
で、これが面白いのですが、温度に関係するからといって必ずしも温度センサータグでなくてもいいわけです。
例えば、寒いとトイレに立つ回数が増えるだろうから、動きセンサーや人間感知センサーで寒い人を感知したり、ボタンを使ってみたり。
プログラミング不要、直感的に操作できるおかげで、童心に返って遊ぶことができました。
課題2:会議が長引きがち
人間感知センサーで入室を感知、かつボタンが押されたら30分後にスマホから蛍の光が流れる、というプログラムを組みました。
「チーン!」というベルの音以外にも、音楽や録音を流せるというのはかなり想像の幅が広がります。
IoT楽しい
楽しかった!!IoTのほんとにさわりのさわりを撫でただけですが、とても楽しかったです。物事を新しい方法でつなげて、今までにはなかった価値を提供する、という遊びは、好奇心を大変刺激してくれます。
今までは新聞で「IoTね…ふーん」と眺めるだけでしたが、これからは「これとこれをこうつなげたらこんなことができるんじゃないか?」って考えながら生きていくことになりそうです笑
そしてシンプルなインターフェースの裏では膨大なプログラムが動いているわけで…むむむ、そうした裏側の人間にもなれるように、勉強がんばります!