朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

エンターテイメントとしての候補者討論会

昨日はヒラリーvsトランプでしたね!

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(Poll: Who Won the First Presidential Debate? - Breitbartより引用)

 

私はアメリカの現状はよくわかっていませんし、どっちの政策がどうとは言えないのですが、討論会は面白かった!

www.youtube.com

映像の演出の仕方とか音楽とか、これはエンターテイメントなんやなーってめっちゃ思いました。「一大公式行事を粛々と進めます…」とかそんなんでは全然ありません笑

動画は2時間半ありますが、2人が出てくるのは50分あたりから。

前座でうにゃうにゃおじさんがスピーチしたりしています。

 

さて、私は政策についてはよくわかりませんので、なんとなく抱いた印象を中心に書いてみます。

 

正統派のヒラリー

ヒラリーは堂々としていて、本当にかっこよかった!

「余裕」を見せることがテーマなんだろな、という感じでした。

  • 上下赤のスーツ
  • まっすぐにカメラを見る
  • 発言はゆっくりはっきり
  • トランプを「ドナルド」とファーストネームで呼ぶ
  • 反論にも笑顔で答える
  • 相手の発言中は相手を見つめて静かに聴く

言葉遣いも丁寧で、いかにも正統派の「大統領候補」といった風格です。場慣れしてるんだなあ、ってのがよくわかりました。

 

抑え気味のトランプ

とりあえずこの人は"beautiful"という形容詞が好きなんだなと思いました笑 「素晴らしい」という意味での"beautiful"。

  • 泳ぎ気味の視線、多いまばたきと水(緊張してるんだな…)
  • クリントンは役職名で呼ぶ
  • しばしば相手の話を遮る
  • しばしば同じ言葉を繰り返す
  • 「部分的には同意する」など、柔軟な対応
  • カメラではなく、司会者に向かって発言

プロレスから学んだとかいういつもの上げ調子は、聴衆が一緒に盛り上がってくれる一般人だからこそというのもあるんだろうなーって思いました。

昨日もわめいてはいたけどかなり抑えていたし、空回りしている印象も受けました。

 

終了後の両者のツイート

さて、討論会終了後は早速「どっちが勝ったか」の速報がツイッターに流れてきました。

 お互い、「自分が勝った」と出てる方の調査をツイートしているわけです。「情報」なんてそんなもんだよなあ、とちょっと笑ってしまいました。

 

どちらが勝った?

私がアメリカ人だったら、まず間違いなくヒラリーに入れます。政策のことはよくわかりませんが、少なくともトランプよりは他国のリーダーとも責任を持って議論ができるでしょうし、単純な排外論を振りまくことも無いだろうなと思うからです。

 

でもひとつ思ったのはこれです。

 「ヒラリーは今まで30年間ロクな仕事をしてこなかった。今更なにも変わらない。」というトランプのツイート。

昨日の討論会を見ていても、ヒラリーは政府側・上流層の人間、トランプは民衆側・中下流層と感覚の近い人間、といった構図ができてるなーと感じました。(実際どうかはさておき)

ヒラリーはいかにも大統領然としていたのですが、これまでの大統領にすっかり愛想をつかしていて、かつ政策にもそれほど興味の無い人たちが、いかにも正統派な人間に入れるかというと……

 

最終的にはどっちに転ぶかわからないなあ、と思います。

不正問題などもあってヒラリーも相当嫌われているらしいですし。

 

Brexitのこともあって、なかなかそう簡単に「ヒラリーがなるに決まってるじゃん!」とは言い切れません。

 

まだ討論会は1回目ということなので、今後も見ていこうと思います。

 

 

それではみなさま、よい一日を!