朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

医療従事者ってすごい

色々と気になることがあって、昨日は耳鼻咽喉科、今日は外科と2日連続でお医者様のお世話になってきました。

それにしても日本の医療費って安い!昨日は1000円、今日なんて初診なのに850円ですよ!びっくりします…さすがに、もうちょっと払いますよ?そこまで負担してもらわなくてもいいですよ、国家財政さん?

ニュージーランドなんて歯医者で検診しただけで3万円だそうですよ。ひっくりかえりそうです。

 

それにしてもやっぱり、医療関係者ってかっこいいなあって思います。昨日今日のお医者様も良い方たちだったのですが、スコーンが一番感動したのは数か月前、救急車で深夜に病院へ運びこまれたときのことです。

3月に入籍してまだ1か月も経っていなかったころのこと。その日飲み会から帰ってきていつも通り床に就いたスコーンは真夜中に腹痛で目が覚めました。最初は「うー痛い…」程度だったそれはじわじわ痛さを増していき、立つことが困難になりついには呼吸困難になってきました。あまりに痛いので旦那を起こして水をもってきてもらったりしていたのですが、オロロロ…と戻したりしても一向に治らず、旦那はついに救急車を呼ぶことを決断。

人生初の119。深夜1時だというのにものの5分程度で救急隊が到着。男性の方3人に今の状態をきかれ、これまた人生初の担架に乗って救急車に担ぎこまれました。道中寒気でぶるぶる震える私でしたが、いろんな病院に電話をかけて受け入れ先を探してくれているのはわかりました。

なんとか受け入れ先が見つかり、到着。何も言わず鮮やかに去っていった救急隊員さんたちに代わって、今度は夜勤のお医者さんと看護師さんのお世話になりました。今の状態について聞かれ、「たぶんエビアレルギーですね」という結論で合意し、点滴を打ってもらっている間にだいぶ落ち着いていきました。結局30分くらい休ませていただいたと、タクシーで帰宅。人騒がせなやつです、ほんと。

 

方々に迷惑と心配をかけましたが、本当に貴重な体験ができたとも思っています。「うーーつらいつらいつらい」「私のからだ、どうなってるの!?」状態のときに冷静かつ真剣に対応してくださった救急隊員の方々とお医者様のかっこよさは、一生忘れません。

まさしくドラマのような光景で、「これがこの人たちの仕事なんだなあ…!」ってめちゃくちゃ感動しました。憧れました。かっこよかった。神かよ。

たぶん私なんて軽度な方で、この人たちはもっととんでもない修羅場をくぐってきたんだろうな、今初めて会ったばかりなのに私のことを助けようとしてくれるんだな、そんなことばかり考えていました。

「いざという時にはここを頼ればなんとかなる。」これが普遍的に存在するって本当にすごいことですし、それこそが社会インフラなのだな、と強く実感しました。感謝しかありません。

 

その後父親が旅先(海外)で病院に担ぎ込まれるといったこともあって、医療通訳として社会インフラの一部になりたいな、という思いがひょっこり芽生えました。とはいってもやっぱり生々しい(グロい)のとか無理ですし、余命宣告とかそんな重たいことを通訳するものきついなあと思ったり。まだまだ、わかりません。

余談ですがキクタンメディカルなんて出てるんですね。これめちゃええやん。

 

日々の通勤では、多くの高齢者を目にします。誰もがいつかは通る道。こと先進国はこれからモリモリ高齢者が増えていきますよね。よって、社会全体が幸せになるためには、高齢者が幸福であることが欠かせません。もちろん、次世代を担う若者の一人として若者の生きやすい環境も切望してなりませんが、だからといって高齢者を冷遇してもよいかというと、それはまた違います。

これからますます医療サービスの重要性が増していくのでしょう。私のように医療に感動する人や、逆に失望させられる人も出てくると思います。何事も100%ポジティブなんてことはありえませんが、それでもやはり一人でも多くの人が幸せになれる社会を目指して、私に果たせる役割はないか模索し続けていこうと思います。

 

はい、おやすみなさいませ。