『こうすれば必ず人は動く』というかのD.カーネギーの名著があると聞き及び、ちょうど今月から始めたkindle unlimitedの対象(=無料)だったので、通勤がてら読んでみた。
amazonレビューは4.5。
「カーネギーの教えを立体的に学びたい人にはお勧め。」
「殺伐とした現代にこそ、多くの人に読んでもらいたい。」
なんて書いてあるものだから、どれだけありがたい言葉が並んでいるのかと思ったら。
なんのことはない。
「人類みな自分大好き」
要するにそういう話である。
人間はあまねく自分にしか興味がない。
自分の何に役立つのか。
自分に何をもたらしてくれるのか。
自分のどんな問題を解決してくれるのか。
興味があるのは、そこだけ。
認めてもらいたい。
褒めてもらいたい。
感謝されたい。
信頼されたい。
何かを達成したい。……
人間は誰しもそうした願望を抱いている。
相手のそうした願望を率先してかなえていこう、そうすれば円滑な(=回り回って自分にとっても有益な)人間関係を築けますよ。
これこそが、本書において通奏低音的に流れる基本理念である。
……と、知った風な顔で書いてみたけども、実際学ばせていただくことは本当に多くて、とりあえず今日一番刺さったのは「自分が正しいことを証明したい、という欲求にかられるのが人間の常だが、それを相手に証明したところで相手にとってはなんの利益にもならない」っちゅー話でした。あちゃーー、耳が痛い笑
読書ってのはほんと、読むごとに新しい視点を与えてくれるから楽しいもんです。