朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

「聴く」ことの魅力

あっちゃこっちゃ、毎日情報にまみれてるなあ~と改めて思う今日この頃。

情報の波に揉まれたまま何日でもすぐに経ってしまいそう。。。

 

先週から通訳学校、インタスクールの10月期が始まりました。

これから半年間、毎週土曜日です。

 

久々の授業は本当にボロボロで(前期もボロボロだったけど)、あー、勉強しよ……とうちのめされて帰宅。

 

逐次通訳。日本語を1,2文聴いて、止めて、英語で訳出。

前期は「ああ、忘れる…抜けていく…」って、「忘れていく」って思ってたんだけど、先週の第1回授業での先生のコメント。

「そもそも聴いてるときに理解できてなかったの?理解できたけど忘れたの?どっちなの?」

 

うーーーーーん。

改めて言われてみると、そもそも日本語で言われていることがわかっていないこと多し。

「だれが(S)、なにをした(V)。」

英語はこれがなきゃ成り立たない。

 

日本語は単語をぽつぽつ呟くだけでも一応成り立つ。時制適当、語順適当上等!

だから「わかった気」になっている日本語。でもいざSVを問われるとけっこうわかってない。

 

「そもそも聴いてるときに理解できてなかったの?理解できたけど忘れたの?どっちなの?」

 

開始早々、目から鱗の授業でした。

 

 

 

他人の話とか会話とか、特に興味無かった。昔は。

 

大学時代、学生オケの運営部で書記をすることがあって、会話をひたすら「聴く」という経験をした。聞くじゃない、「聴く」。

 

この人は何が言いたい?

この人のこの返事は何に対してだ?

お、この発言はこれまでの流れをぶったぎったな?

 

会話に対してここまで集中するのは初めての経験だった。

そこで初めて、会話って、人と人との化学反応って、面白いな。と思った。

 

通訳ってとんがった個人プレーの人が多い印象(ごめんなさい)なんだけど、人の話を「聴く」ことに長けた人種なんだろうな。

むしろそれこそが仕事、か。

 

 

あと、司会ってめちゃ面白そう!

BBC Radioを聴いてるとしばしば「司会と、ゲストの専門家3人」みたいな番組が出てくるんだけど、司会(moderator)ってほんとにかっこいい!

話振って、聴いて、まとめて、つっついたり、ぶつけてみたり、なだめてみたり。。。

ほんの10分くらいの討論でどういった化学反応が起こせるか、これが司会の腕ってもんなんだろうなあ。

自分がいっぱいしゃべるわけではない、でも議論を回す人。

かっけー

 

いやー、すごいな、かっこいいな、と最近思うのでした。

さ、明日は学校だ…楽しみ!