朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

京都

 

今日は懐かしの京都に出掛けてきました。

学生時代の大事な大事な仲間の節目だったのです。

 

数年間に亘った弦楽四重奏の演奏バイト、今日で奴の出番が終わりだと知ったのはつい先週のことでした。

京都で18時半からかー、うーん、遠いな……と思ったりもしました。が、久々に奴の音楽に触れたいと思ったし、それが節目なのならなおさら嬉しいなと思い、通訳学校の帰りに旦那と京都まででかけることにしました。

 

烏丸丸太町を北上するだけで懐かしくて懐かしくてたまらなかったのですが、会場に着くと見慣れた人々がたくさんいて、タイムスリップしたのかなあ、でもみんな見た目変わったなあとか思いつつ、一層懐かしさが爆発していました。

 

久々に通しで聴く弦楽四重奏はかえってとても新鮮で、ああこんな表現の世界もあったなあ、すてきだなあ、きもちいいなあ、と思いながらほよよ〜んってなっていました。

 

たった3,4年とはいえ自分も真剣に音楽(特に弦楽四重奏)をやっている時期があったので、「こここんな風にグラデーションしてくんや…!」とか「こここんなふうに展開させてくんや…」とか様々な発見があり、それもまた本当に楽しかったです。

 

演奏中は全てに神経を張り巡らせてめちゃくちゃかっこいい彼も、演奏会が終わってしまえば相変わらずただの変態で、とっても懐かしくなると同時に昔と変わらず接していられるこの関係が本当にありがたく感じられました。

その他にも懐かしい人たちにたくさん出会えて、今となっては貴重になってしまった、京都での穏やかな時間を過ごせました。

 

ただ一方では、これはとても寂しいことなのですが、京都はもう過去でしかないのだなとも思いました。今はまだいくらか残っている同回生もいますがそれもじわじわ減っていきつつあり、いつまでも京都に帰りたいと言っているわけにはいかないなあ、と痛感しました。

これからはそれぞれ異なる場所での異なる人生があって、そんな中でときたまぶらりと集える場所、私にとっての京都はそういった存在になりつつあるなあ、としみじみ思った小旅行でした。