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朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

病は気から?

 

昨日、ふと思い立って仕事帰りに耳鼻咽喉科へ行ってきた。

近頃耳掃除をがんばりすぎて耳が痛くなってきたので、傷ついたりしてないか見てもらおう、というかプロにやってもらう耳掃除ってめっちゃ気持ちいいらしいしちょっとこれ行っちゃおうという動機で、思い立ったが吉日、というわけである。

たったそれだけのために一時間半近く待った。(幸い昨日は職場で中央公論を手に入れており、時間を持てあますことはなかった。平日夜というのはちびっこ連れの母親が多く、どのお母さんも大変そうだった。尊敬。)

 

ついに呼び出されて耳掃除してほしい旨を伝える。「それじゃまあまず見てみましょう」ということで耳にカメラをつっこまれる。すげ~自分の耳の中ってこうなってんのか~ 

私は色黒だし顔も濃いしで旦那からは縄文人と言われているのだが、したがって毛深い。耳の中にも毛がいっぱい生えていた。おもしろ~

肝心のつまり具合に関しては、私の耳は自分でもびっくりするくらいきれいだった。掃除する余地ゼロ、である。お医者様には「きれいですね~ 今後1ヵ月は掃除しなくて大丈夫ですよ。なにも出てきませんから」というお言葉をいただいた。

こうしてあっさり診察が終わろうとしたわけだが、1時間半も待った末にたった2分足らずで終わるというのはなんだかもったいない。そういえば咽喉科でもあるんだっけ、ってことでずっと気になっていることについて訊いてみた。

 

 

「気のせいですよ」

 

私は咳持ちである。これが始まったのはたしか高校3年生くらいだ。受験勉強のまっただなかにあった私は、ストレスからかいつの間にか咳が恒常的に出るようになってしまった。ずっとえほえほ言っていた。

受験生が最も長い時間を過ごす自習室。本番直前期の12月に差し掛かったころには、ここに私の居場所はなくなってしまっていた。あまりにも咳がうるさくて、周りの席の人から舌打ちを食らうようになったのである。それからは某カフェにこもって、ココア一杯で開店時間から閉店時間まで居座って勉強していた。(なんとも迷惑な客である)

 

当時のえほえほは本当にひどくて、直前期にも拘わらず12月末に咽喉科へ通ったほどである。ぜんそくの吸引をしていた。薬もちゃんと飲んでたけど一向に効かず、えほえほモードもそのままにセンター試験と二次試験を迎えた。センターのことは何も覚えていないが、二次試験はずっと飴×マスクであった。飴をなめていないと咳が出る、しかし試験時間中に1個だけでは足りない。私は「机の上には何も置かないでください」という声を聞きつつ、こっそり飴ちゃんを置いていた。どうやったかは覚えていない。

私の前にいた人もティッシュ箱持持参で鼻をかみまくっていたので、やはり受験のプレッシャーというのは身体になにかしらの影響を与えるほどなのだなあとぼんやり思った。

日本史の試験時間の最後は、トイレで過ごした。あまりに咳が出るので、会場にいられなかったのである。もちろん全て解き終わったあとではあったが、本当に気が気ではなかった。

 

晴れてなんとか合格を果たしたわけだが、3月ごろはまた別の不安で頭がいっぱいだった。「咳が大学に入っても治らなかったらどうしよう。こんなに咳していたら授業なんか出られない…」幸い、受験のプレッシャーから解放されたこともあってか、入学以降はずいぶんとましになった。それでもやはり咳が出る。そして今に至る。

 

さて話は昨日の耳鼻咽喉科に戻る。「咳がずっと出るんです。」そうして私は先生の前で咳をしてみた。すると先生は言った。「それは咳ではなくて、自分で咳ばらいをしてるんですよね?」……………ほ?そーなの?「一応カメラで見てみましょうか」というわけで耳同様のどものぞいてみる。異常はどこにもなかった。とても良い状態ののどで、どこも腫れてすらいないそうだ。

「異常はありませんね。」「スコーンさんの場合、咳が出ているのではなくてのどのことが気になって自分で咳ばらいをしています。」「咳が出るというのはある意味気のせいですね。」

気の……せい………………だと………!?

 

整体の先生にも何度も見てもらったことがあって、「首が緊張しているのをほぐすために咳ばらいをしている」というコメントをいただいた。また、こういったことも聞いた。「言いたいことを我慢している人はこんな咳が出やすい」と。

昨日の出来事を受けて、私の咳に関しては「気のせい」なのだな、と一旦結論づけた。文字通り「病は気から」の「気」の所為というわけである。

 

なにはともあれ、異常がなかったのはよかった。それにしても、もうちょっと気楽に生きた方がいいのかしら。今でも十分好き勝手生きてるんだけどなあ笑