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朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

お金をいただくということについて

 

 

私の父親は、何をやっている人なのか、よくわからない。

 

 

 

 

 

「保険の営業マン」らしい、ということは小さいころから聞いていた。

 

 

 

 

朝は意味わからないくらい早い時間から起きていて(5時より遅くに起きたのをみたことがない)、庭で読書をしながらコーヒーを飲んでいる父親。

 

新作のゲーム機が出ると、頼んでもいないのに買ってきてくれる父親。

 

一緒に車に乗ると、なんか意味わかんない偉い人(これで「稲盛和夫」という名前を覚えた)の講演CDを流している父親。

 

幼少期は毎年1,2週間家族をハワイ旅行に連れて行ってくれた父親。

 

店員さんにいきなりクレームをつけはじめる父親。

 

いかにもな高級車が大好きな父親。

 

朝も夜も、家にいるときはずっと本を読んでいた父親。

 

税理士さんとか社長さんとかお医者さんとか、絶対「保険の営業マン」じゃないだろって知り合いがやたらとたくさんいる父親。

 

BBQが好きで、年1回は必ずホームパーティーを開いていた父親。

 

 

 

すぐイライラするし(今は丸くなった)、家にはあんまりいないし、

ゲームはド下手だし、なんかよくわかんないなあって思っていた。

 

 

 

でも、ひとつだけ知ってたことがある。

 

 

 

 

「お父さんは、お仕事が大好きなんだね」

 

 

 

 

 

 

 

世間の多数派はどうやらそうじゃないらしい。

 

年を重ねて自分の世界が広がるにつれ、

そう、気付き始めた。

 

 

 

 

 

父親の経歴は異色だ。

 

 

お世辞にも、エリートコースとは言い難い。

 

大学卒業後、5回の転職の末の外資系生保入社、そこでの大成功。

 

長きにわたる雌伏の末の、腕一本での下剋上。

 

いやー、よくそこまで保ったな。ほんと笑

 

 

 

そんな父の言っていた、とても印象的な言葉。

 

「仕事でいただくお金は、お客様からの『ありがとう』の大きさだと思っている。」

 

 

 

 

 

さて、それでは私の目指すものについて。

 

私は「会社員」ではなく「職人」的な、ひとつの職を極めた人になりたいと思っている。

 

それはなぜか。

 

「会社員」は、決められた時間、決められた場所でその企業の一員として働いていたことの対価として報酬を得るのに対して、

「職人」は、完遂した仕事の対価として報酬を得るからだ。

 

 

もっと言えば、「会社員」は必ず肩書き付で紹介される。

 

「〇〇株式会社〇〇部 部長」とか。

 

 

大きな企業に長年勤めあげて、数々の修羅場をくぐって、でっかいプロジェクトをたくさん成功させて、出世して、立派な職について。

 

それは本当に、本当に素晴らしいことだと思う。

 

 

 

でも私は、他でもない「大木彩」として見てもらいたい。

 

 

「さすが、〇〇社さんはすごいですね~!」ではなく、

「大木彩さんと一緒に仕事させてもらえて、本当によかった。」

って、言ってもらいたい。

 

 

 

ビバ大企業な日本社会ではなかなか奇怪な発想かも知れないが、

それもこれも、父親のせい(おかげ?)。

 

 

 

これからどうなることやら。

 

 

以上、スコーンの夢でした。