朝からスコーン

考えたこと。やってみたこと。やってみたいこと。

SNSにおけるレビュー、そして「個」の時代

 

「これからは『個』の時代になっていく」

 

「『モノ』ではなく『経験・体験』を買う時代が来る」

 

 

ここ数年、そういった考えをちらほら見聞きします。

 

そして私もそう思います。

 

私の場合、SNSにおける相互レビューを経験することでそう考えるようになりました。

 

 

具体例を以下に出します。

 

 

 

 

Couchsurfing(無料版Airbnb)での相互レビュー

 

 

Couchsurfing(カウチサーフィン)という無料版AirbnbのようなSNSサービスがあり、私は京都での学生時代、このSNSを利用して京都に来た外国人旅行客の方を下宿に泊めていました。

 

確かやっていたのは5か月ほど。その間に計13人を泊め、プラス3人とごはんを食べにいきました。

 

国籍は、中国、韓国、香港、ドイツ、フランス、イギリス、ポーランド、イタリア、トルコ。

 

泊めたのは全員女性。男性とはごはんにのみ行きました。

(ここでイスラム教徒の方をとんかつ屋さんに連れていくという大失敗を犯したことは秘密…)

 

 

端的に言えば、出会ったことも無い人をいきなり自宅に泊めてあげるサービスです。

 

そして99%外国人(私の場合比較的慣れているので大きな問題はありませんが)。

 

 

「よくそんなことできるね?」

 

「怖くないの?危なくない??」

 

 

これが率直な感想だと思います。

日本はじりじり規制を弱めたりしていますが、それでもまだまだ抵抗が強い印象。

 

newsphere.jp

この記事から引用。

ゲストの平均利用日数は3.8泊(ブルームバーグ)。したがって、規制の「最低6泊」は大きな打撃となる。

 日本での問題は宿泊日数だけではない。不特定多数の外国人が近隣に出入りすることを嫌う住民によって、所有物件の貸し出しを禁止するマンションも出てきている。

 

 

じゃあ、ですね。

 

私はなぜ(一応)「安心」してこのSNSを利用することができたのか。

 

それは「レビュー」というシステムがあるからです。

 

f:id:ayacai115:20170113205935j:plain

 

 

 これは私(Aya)の家に泊まってくれた人たちが実際に書いてくれたレビューです。

 

 だれかの家に泊めてもらう、もしくは泊めてあげると、その後「良かった!」「ダメだった」と互いにレビューを書くことができます。

 

つまり、泊まる側も泊める側も悪いことはできない、というわけ。

 

新しい人から「泊めてください!」というリクエストが来たら、まずその人のレビューを見て、「大丈夫そうだな」と思ったら泊めてあげる。そして良かったら「良かった!」とレビューを書いてまたその人のポジティブなレビューが増える。

 

そんな仕組みです。

 

上の記事でもレビューのことが言及されてます。

 

実際、個人間での部屋の貸し借りというのには双方に不安感が伴う。ただし、Airbnbではホストとゲストが互いにレビューし合うシステムなので、評価の悪いゲストを泊める必要はない。ホストの物件の破損や盗難などの被害をサポートするシステムもある。 

 ドイツで二世帯住宅の一部を貸し出すアメリカ人のシェーナ・ローラーさんは「台所を散らかしたままとか、暖房をつけているのに窓を開け放したまま去ったゲストはいましたが、ひどい被害にはあったことはありません。Airbnbを通してゲストを迎えることで先払いが保証されているので、個人で貸し出すより安心感があります」と言う。

 

Couchsurfingは無料なのでお金のやりとりは関係ありませんが、やはりSNS内に履歴や評価が残っているという安心感はあります。

 

(ただ、女性ゲストが男性ホストに襲われたとか、男性ゲストが女性ホストを襲った、なんて話は何度か聞いたので、泊めたのは女性だけ。さすがに最低限のことは気をつけなきゃですが…)

 

 

 こういったシステムの元、Couchsurfingというサービスは成り立っているわけです。

 

 

じゃあ、なぜゲスト/ホストはこのサービスを利用するのでしょうか?

 

ゲストにしてみれば無料なのは良いですが他人の家に泊まるという不安があります。

ホストにしてみれば、お金にはならない上に、スペースを分け与えたり相手をするという手間や不安があります。

 

ではなぜこのサービスを利用するのか?

 

言い換えれば、このサービスを通して、ゲスト/ホストはどんな価値を交換しているのでしょうか?

 

 

 

「体験」という価値の交換

 

ゲストとホストが交換しているもの、それは「体験」という価値です。

 

ゲストは、旅先の人々のありのままの日常を垣間見て、会話を通じて異文化を知り、地元人に観光案内してもらうという「体験」ができる。

 

ホストは、異国の人に出会い、会話を通して異文化を知り、自分の文化を見つめなおし、地元を案内するという「体験」ができる。

 

 

これこそが、CouchsurfingというSNSが提供しているサービスであり、わざわざ見知らぬ人の世話になろうと思わせるだけの価値があるものなのです。

 

 

そして、安全性は「レビュー」というシステムによって担保されている。

 

 

 

 

ネット上での「個」の形成

 

アメリカ発で注目を浴びるUberのようなサービスもそうですよね。

 

「レビュー」というシステムは「悪いことをしないでおこう」と思わせる防止策になると同時に、「より良いサービスを提供しよう」という動機づけにもなる。

 

 

以前Google創業者の本を読んだときに、「将来はネットは実名制になり、個々人の記録が生涯にわたってストックされていく」みたいなことが書かれていました。

 

上述のような「良いレビュー」「悪いレビュー」が個人の名のもとストックされていく時代がくるのかもしれません。

 

そうすると、「悪いレビュー」ばかりの人間は、自然とネット上において淘汰されていく。良いサービスを提供し、「良いレビュー」をたくさん得た人間が「個人」としての存在感を獲得する。そうなるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

「価値観を買う」時代

 

ネット上の「個人」と絡めて思うのは、そうした自分の好きな「個人」の価値観を買う・体験するという経済活動が今浸透しつつあるんじゃないかな、ということ。

 

 

わかりやすい例でいえばTwitter

 

例えば私はこの方をフォローしています。

twitter.com

元新聞記者で、今は作家・ジャーナリスト。

毎日自分のコメントつきでニュースをシェアしていて、本も書かれたりしています。

 

私は佐々木さんの考え方が好きで、シェアされたニュースを読んだり、ご自身の著書や、紹介されている書籍を読んだりしています。

 

そうしていてふと思ったのが、「私はこの人の『価値観』を買っているのではないか」ということ。

 

 

 

 

また、以前英語記事で紹介したこの方も良い例ですね。

 

twitter.com

LINEの役員をされていますが、日頃の発信によってただの役員以上の影響力を持ってらっしゃる印象です。

 

たまに「この本めっちゃいい!経営者は絶対読むべき。」みたいなコメントつきで本を紹介されていることがあるのですが、そうすると実際の店舗(紀伊國屋書店ジュンク堂など)で途端にその本が飛ぶように売れるそうです。

 

もうそこらへんの広告以上の威力ではないのかと。

 

そしてこの「個人」が強いのは、マスに対して広告を打つよりも圧倒的に高い精度でより興味を持ちそうな集団にリーチできるという点です。 

 

 

また、インスタでは1フォロワー=〇〇円、みたいな具合にフォロワーに値段がつくそうで、なので数百万フォロワーがいる人気インスタ人は、企業スポンサーつきの投稿をすると数千万円が入ったりするとか。

 

これはまさにフォロワーがその人の「価値観を買っている」ということなのだと思います。

 

 

一昔前でも好きな著者の本を買いあさるなんてことはあったと思いますが、今はTwitterInstagramなど、著名人が「個人」として発信する場が整備されています。

 

こうしてかつての「著名人」が文字通り直接やりとりができるレベルにまで近づいたことで、以前では著作だけにとどまっていたものが、「著名人」の興味の対象や近しい考え方をする人たちにまでフォロワーの関心が及ぶようになったのでしょう。

 

そしてもっと言えば、かつては「著名人」ではなかった「普通のひとたち」が、インターネットという場で自分の価値観や考え、生き方を表現することによって、そこに共感する人々を惹きつけて小さなコミュニティを形成する。そんなことまで可能になってきています。

 

 

 

 

 

 私自身、高級車や高級な宝石などに全く魅力を感じない典型的な「ミレニアル世代」です。

 

そんな私が何にお金と時間を使いたいかといえば、価値観に共感できる人の考え方に触れること、自分のまだ知らない世界を「体験」すること、「良いな」と思う場の一部になることに対して、かなあという気がします。

 

 

 

こうした「ミレニアル世代」そしてこれからの消費活動、もとい価値の交換の在り方については、たくさんの本が出ています。

 

 

もちろん本から得られるものもたくさんありますが、こうして自らを今の社会構成員の一サンプルとして見つめなおしてみるのも結構面白いものですね。

 

 

 

 

こう分析してみたのは良いとして、さてじゃあ自分はどうする?というのが肝心なわけです笑

 

 

「今の自分に何ができる?」って考えると、いやそれはもう本当になんにもできないのですが、まあなにもできないなりに、少なくともアーリーアダプター、あわよくばイノベーターでありたいな、と思うスコーンでありました。

 

 

 

2020年のわたしへ

 

 

ちかごろ、たった1年の間にあまりに多くのことが起こるもんだから、たとえば2年前の日本が、世界が、わたしがどうだったかなんてもうほとんど思い出せません。

 

 

ああ、ちょうど1週間前くらいに卒論提出して、3月は卒業式をさぼって石垣島行って、4月からは大都会東京に進出していろいろあって…とかそんな具合かな。

 

 

なんかそういう事実は思い出せるんですが、当時私が何を感じていたか、考えていたかとか、当時の社会の空気やテクノロジーはどんなもんだったかとか、そういったことは残念ながら思い出せません。

 

 

 

そこで今日は、題して「2020年のわたしへ」

 

今、わたしが感じている空気、目にしている世界を書き留めておこうと思います。

 

ちかごろは情勢の変化やら技術の進歩やらが日々本当に激しくて、今日のあたりまえは1年前には想像もできなかったもの、なんてのがすっかり日常になってしまいました。

 

そんなときだからこそ、こうして今をちょちょっと書き留めておくのは、将来ちょっとした楽しみになるんじゃないかな、なんて思って書いてみます。

 

 

 

iPhone は 7 まで出てます

 

2016年にiPhone7が発売されました。

 

日本のガラケーにあった、おサイフケータイ的機能が追加され、注目を浴びました。Suica代わりに使える、らしい?

 

iPhoneシリーズって、デザインにこだわり、カメラにこだわり、UIUXにこだわり、はーいみんなアプリ自由に作って使いまくってちょうだい!っていうイメージだったので、「おサイフケータイ」みたいな細かい(?)機能がついたのはちょっと驚きでした。

 

「ティム・クック(CEO)はやっぱりジョブズとは違う、敵わない」といったがっかり系の感想をちらほら見かけましたが、さて実際はどうなんでしょうね。

 

2020年にはiPhone10くらい?

 

もしかしたらスマホに代わるデバイスが普及して、「スマホ」は死語になってるとか…?

 

ちなみにスコーンはいまiPhone6を使ってますよっ

 

 

 

 

「働き方改革元年」2016年

 

2015年12月に亡くなった電通新入社員の方の報道に始まり(確か夏か秋ごろ)、そこから一気に「働き方」ブームが巻き起こりました。

 

安倍首相が2016年初頭に「働き方改革」を強調していたこともあってかこの出来事が脚光を浴び、その後電通やらなんやらに政府の捜査が入ったり、電通社長辞任になったりとかなんとか。

 

www.sankei.com

 

「働き方改革」「生産性」「ワークライフバランス」「長時間労働、ここらへんがよく見聞きされる言葉でした。

 

本なんかも色々出たりして。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

 

 

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

生産性―――マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

 

 

 

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

 

 

 

 

「VR元年」2016年

 

正直この話題はさっぱりなのですが、とりあえずPlaystation VRなるものが発売されたそうです。

 

高いところまじで怖い、バイオハザード怖い、女の子リアル、ただ頭と視界の動きが連動していないとすぐ酔っちゃう、みたいなことを研究室(職場)の先生が言ってました。

 

www.jp.playstation.com

 

 

 

ポケモンGO

 

7月にポケモンGOが発売され、一時は大変な騒ぎになりました。

大学キャンパスもみんなポケGO、近所もみんなポケGO…

 

飽きっぽい私は1週間で飽きましたが、初めてのAR(拡張現実)体験は本当に面白かった。

 

ゲームが人間を家から引っ張り出せるなんて!

 

リアルの店舗とゲーム等のサービスの関係性について、すごくすごく大きな可能性を感じられる出来事でした。

 

 

 

 

難民問題、Brexit、トランプ勝利

 

「2016年の世界の10大ニュースは?」と尋ねたら、どの報道機関もこの3つは必ず入れてくるはずです。

 

今紛争や戦争で危機的な国、といえばシリアが真っ先に出てきます。あとはなんか大変そうっていうのがイエメン、スーダン南スーダン、コロンビア、リビア、らへん?

 

この1年で急激に治安悪化した印象があるのがトルコ。7月にあったクーデターでは300人弱が亡くなったそうですが、その後も粛清や弾圧などがあり、未遂ではあったものの長く尾を引きそうな出来事でした。

 

余談ですが、このクーデターの現場を私は生中継で見ていました。それも報道機関ではなく、一民間人の方がPeriscopeというwebサービスでライブストリーミングしていたものです。

 

www.periscope.tv

 

 

夜のボスポラス海峡をまたぐ大きな橋は通行止めのため車でいっぱいになり、人々が車から出てきて大声を出したり不安そうにしたりしていました。

 

また別の場所では、不安そうな人々が、情報が錯綜する(しているように見える)中、どこかへ避難しようとしていました。

 

歴史に残り得るクーデターの中の一市民の姿を、わたしは今現在進行形で目にしている……この出来事は、形容しがたいのですが、間違いなく深い感動をわたしの中に残しました。

 

プーケットの新婚旅行中にわたし自身このperiscopeというサービスを使ってライブストリーミングをしてみたのですが、全然知らない人に見てもらえるんですよね。

 

世界地図からたどってきて好きな地域のストリーミングを見れるので、わたしは日本語で放送しているのにロシア語のコメント(読めない)がついたりしてかなり面白かったです。

 

やっぱりプーケットっぽい光景(○ビーチ・プール、×室内・食べ物)で動きがあるほうがユーザーがつきやすいなあといった感触。

 

 

 

閑話休題。トルコはその他にも何十人と亡くなる事件がいくつかあった印象です。

 

クルド人勢力?PKK?政府系(イスラム系)?とか色んな勢力が入り混じってややこしいことになっているそう。

 

 

難民問題に関しては、トルコ→ギリシャ→ヨーロッパのルートが閉じられたため、アフリカ北部を迂回してリビアからイタリアへ渡るルートが活発化しました。

 

地図を見るとよくわかりますが、リビア→イタリアはすなわち地中海縦断です。

そんなところを定員オーバーのゴムボートで渡ろうとするものだから、たくさんの犠牲者が出ました。

 

www.bbc.com

 

この地中海縦断で、2016年だけで4200人以上が亡くなっているそうです(11月時点)。

 

中東からはるばるリビアまで来た人も多いことを考えると、道程すべてを含めるとどれだけの人が亡くなっているのか。考えるだに恐ろしいです、、、

 

 

その一方で東欧は難民を拒否する勢力が勢いを強め、西欧にもその流れはじわじわ波及しつつある、のかな。。 

 

そうしていろいろありつつ、6月にイギリスはEU離脱派が勝利。

 

大部分の伝統的メディアの予想を裏切っての勝利でした。

 

BBCなどのニュースサイトがこぞって集計結果をグラフなどで表示する中、"leave"に針が傾いたまま動かなくなったときは、にわかには現実が信じられませんでした。

 

あー、これ、将来歴史の教科書に太字で載るんだろうな……そんなことをぼんやり思いながら、その後の一連のニュースを眺めていました。

 

 と思っていたら11月にはまさかのまさかのトランプ氏当選!!

これもほんとーにびっくりしました。

 

選挙後に「なぜトランプが勝ったのか」という分析記事が山ほど出てきて、わたしを含むたくさんの人々がなんとか心の軟着陸を成功させようと試行錯誤していたのが印象的でした。

 

2020年はトランプ政権折り返しの年……さてはてそのころの世界はどうなっているのやら。

 

 

 

 

 

「知」「教養」ブーム

 

これは2014,5年から感じていることですが、本屋でやたらと「知の○○」「仕事に効く教養」とかそういった類の本を見かけます。

 

いや、そういった概念が注目を浴びるのは大変素晴らしいことだと思うのですが、そもそもなんでそういった本が増えてるんでしょうね?

 

ひとつには世界情勢の複雑化があるんじゃないか、とわたしは考えます。

 

や、わたしはまだ25歳ぽっちで冷戦やらベトナム戦争やらの時代を知らないのでコメントしづらくはあるのですが、今の世界情勢は確実に役者が増えた感があります。

 

G7+ロシアは当然として、中韓、東南アジア、インド、中東、アフリカ、南米…

それぞれの地域のそれぞれの国が果たす役割が大きくなってきた感があります。かつては「先進国」「後進国(古い言い方)」と分けられていたものが、かつての「後進国」たちが経済成長によってぐんぐん存在感を強めてきている。

 

そうした時代を生き抜こうと思ったら、知らなきゃいけないことはそれこそ無限大。あー高校時代に世界史ちゃんとやっておけばよかった、化学ちゃんとやっておけばよかった、そんな大人の心の声に答えてくれるのが、「知」「教養」といった文言のついた、わかりやすくかつ包括的な書籍なのかなーという気がします。

 

もちろん、「これからは英語じゃー」の大合唱の原因(?)である「グローバル化」もそうだと思うのですが。

 

 

あとは、「一生一社に勤める」といった慣習がいよいよ過去のものであることが浸透してきたのもあるかもしれません。

 

これまではひたすら社内のあれこれを考えておけばよかったのが、転職を見据えて市場価値の高い人材になる必要が出てきた。そんなこともあっての、「教養本」ブームなのかな。

 

 

 

おわり

 

とまあ、いろいろ書いてきましたが、「人工知能」「AI」「コンピューターが職を奪う!?」なんてのもめちゃホットだった2016年でした。

 

そろそろ書く気力がなくなってきたので、このへんで。。。

 

 

 2020年のわたしへ、2016年はこんな年だったんですよ~

今はどうですか?

 

何よりも、自分そして周囲の大切な人たちが変わらず健康でいてくれることを願ってやみません。

 

 

 

2020年のあなたが後悔していないよう、わたしがんばるから!

 

よろしくね~~~

 

 

何者でもない自分

 

苗字が変わってから、10ヶ月が経ちました。

 

24年間自分の名札として認識してきた名前とおさらばしたのは、去年の3月のこと。

苗字だけで33画もあった旧姓に取って替わったのは、たった7画の小学1年生で書けるようになっちゃう姓でした。

 

10か月も経って、職場やら学校やらで毎日新姓で呼ばれていると、さすがに馴染んできました。

 

以前後輩だか誰かに訊かれた質問。

 

「苗字が変わるって、どんな感覚ですか?」

 

今ならちゃんとそれに答えられそうなので、ちょっと書いてみようと思います。

 

 

 

 

苗字が変わるって、どんな感覚?

 

一言でいうならば、「旧姓と新姓の狭間で、誰でもない存在になる感覚」かな。

この1年はまさに旧姓から新姓への移行期

 

婚姻届けを出して、戸籍を変更して、銀行口座名義を変更して、といったあたりでじわじわ「新姓」という現実に向き合い始めるのが妥当だと思うのですが、私の場合、不思議と入籍1ヶ月前にはすでに旧姓の私は過去の存在になっていました。

 

もう少し先の方で待っているかと思っていたのに、知らないうちに私の中に溶け込んでいてしまって、自分でも「え?いつの間に?」とわからなかったほど、迅速に、自然に、旧姓の私ではなくなってしまっていました。

 

 

 

 

「何者でもない」ことの楽しさ

 

そんな風に、知らぬ間に旧姓の私とお別れしてから今にいたるまで、旧姓ではない、かといって新姓にもなりきれていない自分との間の感覚を楽しんでいます。

 

 

旧姓の私は、もうすっかり過去の人間。

 

「ああ、そんな人間がいたんだなあ」という感覚。

 

 

新姓の私は、まだ他人です。

「(新姓)さん」で呼ばれれば返事はしますし、自分で名乗るときも新姓を名乗るわけですが、それは私という存在が社会的にはそういった名前(新姓)と紐づけられているからそう対応しているだけであって、自分の内面から出てきてはいません。まだ。

 

 

とすると、今の私は何者にもなりきれていない。

 

そしてこのフェーズ、めちゃ楽しい。

 

 

なんていうんだろう、「(旧姓+名)」の私はこういうもんだ、というのが24年間で確立されてしまっていたんですよね。

(旧姓)ならこうするだろう、(旧姓)ならこう考えるだろう、果ては(旧姓)ならこうあるべきだ、等々。

 

でもそんな縛りや思い込みは、今となっては過去の人間のもの。もういなくなってしまった人間のものです。

 

 

今の私を生きることの楽しさは、いうなれば捕まえたてのポケモンをLv.2から育てるような楽しさ。

これからどんな技を覚えさせようか、これからどんな能力値を上げていこうか、これからどんなポケモンと戦わせようか。

 

「自分」のことであるはずなのに、どこか「他人」を見守るかのような感覚です。

 

まだまだまっさらな他人。

その他人を好きなように操縦できる立場にあるのだと思うと、けっこう楽しいです。

 

結婚する前は、「名前変わるの面倒だなあ…」なんて思ったりもしてたんですが、ところがどっこい、これってめちゃくちゃ貴重な感覚を味わわせてもらってるんじゃない?

 

 

さー、今年はこのポケモンをどう育てようかなあ。。

 

 

 

 

結局英語なんて、必要に駆られないと勉強しないよね

 

 

私はある大学の教授の秘書として働いている。

そしてその教授はどちらかといえばカタカナ英語。

文法やつづりももたまに変だったりする。

 

 

でも海外講演を堂々とこなすし、海外メディアのインタビューにも英語で応じる。

そして国際的に高く評価されている。

 

カタカナ英語だけど。

 

 

 

 

 

LINEの執行役員に、田端信太郎さんという人がいる。

 

その方がこんなnote記事を上げていた。

 

note.mu

以下note記事より引用。(太字引用者)

まずは、初めにこの動画を見てほしい。

 

こちらは、私が2015年の11月初旬にアイルランドはダブリンで行われたネット業界最大級のカンファレンスであるWEB SUMMIT 2015にて各国から集まった1000人近い観衆を前に披露した「マーケティングプラットフォームとしてのLINE」を売り込む英語プレゼンである。

 

上記の動画に収録されたもの以外でも、欧州最大級のソーシャルメディアについてのカンファレンスであったENGAGE(2015年はプラハで開催)においても、同じく1000名近い観衆の前で話をさせてもらったりもした。見込み顧客やパートナー向けに、一般には非公開でなされるセミナー的なものも、2015年においては、月に平均で2〜3回はあったように思うので、おそらく、東京ベースで働く純ドメで留学経験ナシという、セコい(笑)前置きを付けさせてもらうならば、私は、おそらく日本のネット業界ビジネスマンの中で、昨今最も英語で、多くの人間の前でプレゼンしてきた部類に入るのでないか、と自負している。

 

このプレゼン自体も、正直、全く完璧ではない。自己採点するならば、58点くらいだ。まだまだ多いに向上の余地だらけである。しかし、あえて、他人様に向けて、このような文章を書く決心がついた理由が一つある。WEB SUMMITもENGAGEも、聴衆は1日1000$近くする入場料を払ってくるようなイベントだ。当然、オーディエンスも真剣なわけだ。その中で、いちおう、ブーイングが起こったりしないし、Twitterのコメント等もポジティブなものが幾らかは付いたりはする、つまりは、ある程度、意味のあることを話せて、伝わってはいる、という最低限のレベルはクリアできたのではないだろうか、という自己判定をかろうじて持てたので、このような文章を書いている。

 

実際に、noteから田端さんのプレゼン動画を見てみた。

 

うん、カタカナ英語だ。

 

でも言いたいことははっきり伝わってくるし、この人の話を聴きたいな、とも思わされる。

 

 

教授と田端さんの英語を見聞きして思ったことを書いてみる。

 

 

 

 

 

「伝えたいことあってこそ」の英語

 

私の職場の教授と田端さんには共通点がある。

 

それは、「既に専門とする分野がある」という点だ。

 

教授であれば、学会発表に必要だから、論文執筆に必要だから、海外の研究者と議論するのに必要だから英語を習得しているのであって、「これからの時代英語が大事っぽいから英語を勉強しよう。」「話せるようになったぞ、さて、どこで使おう」という順序ではない。

 

必要に駆られての、言い換えれば、「伝えたいことあってこそ」の英語である。

 

 

 

 

LINEの田端さんにしてもおそらくそうだろう。

今年NY証券取引所に上場し、これからますます海外展開を推し進めるであろうLINE(そもそも韓国系の企業だが)。役員としてだけではなく、一個人としても英語の必要性を感じていたのではないだろうか。

 

このグラフからもわかる通り、ネット上における英語使用人口は実に日本語の約8倍。LINEのようなIT系企業ならば、一層英語が必要となる機会は多いのだろう。

 

http://www.garbagenews.com/img16/gn-20161114-08.gif

インターネットで使われている言語の普及率をグラフ化してみる(2016年)(最新) - ガベージニュースより引用

 

こういう人たちは、英語学習の動機、学びたい内容が非常にはっきりしている。

 

 

まず日本語の時点で自分の専門分野があり、自分の主義主張があり、所属する環境(学会や業界)があり、語るもの、語る場がある。

 

すでに文脈や前提知識を共有している中においての英語。

そこでは発音が良いとか文法が美しいとかそんなことは関係ない。

 

「何を伝えたいのか」。これこそが重要だ。

 

そして日本語で「伝えたいもの」をすでに持っている人は、あとはそれを英語に翻訳する術を学べばいいだけ。

 

方向性が非常に明確。

 

目的を持っているから、上達のスピードはかなり速いのだろうな、と思う。

 

 

 

 

 

 

 

挫折する人が多いからこその書籍の多さ

 

私は「趣味は本屋巡りです」といえるほどの本屋好きなのだが、英語の教材はどこに行っても必ず1棚分はある。

大規模な書店であれば、十数メートルがぜーーんぶ英語。

 

ネット上や駅前でも語学学習サービスがあふれかえっている。

 

で、思うのだが、これは裏を返せばそれだけ挫折する人が多いということなのかな、と。

 

本を購入した人がその後満足のいくレベルまで上達していれば、初歩的な教材がこれほど書店にあふれかえることは無いだろう。

英会話教室に通った人がその後教室が不要になるレベルに達していれば、電車で英会話教室の広告が踊り狂うことも無いだろう。

 

 

「これからは英語だ!」「英語やんなきゃやばいぞ!」と煽られ煽られ、手を出してみるものの、今すぐに自分の生き死にに関わることは無いものにそうそう注力することはできないだろう。

 

 

現代日本の英語産業は、この「たぶんやんなきゃやばいけど、今すぐやらなくても食ってはいける」という絶妙なポジションを存分に生かしているんじゃないかと思う。

 

 

私も相当喰い物にされてきた方だが、気になりつつお金使いつつでも上達しないって人はいっそ必要になるそのときまで無関心を貫いたほうがいいのかも…笑

 

 

【英語学習法】2016年の記録

 

2016年。

 

英欧に9か月滞在していた2013年ほどではないけども、今年は相当英語力の伸びた1年でした。

たぶんその2013年の次くらいに伸びた年。

 

スカイプ英会話をしてみたり、オンラインで英字新聞を購読してみたり、Twitterで英語アカウントを大量にフォローしてみたり、通訳学校に通ってみたり、英語ラジオをひたすら聴いてみたり。

 

いろんな学習方法を試してみました。

 

以下の理由から、ここでひとまず2016年の学習内容を振り返ってみようと思います。

  • 自分の学習方法を見直し、より効果的な学習につなげるため
  • 将来自信喪失したときの自分を「これだけがんばってたんだな」と思わせて励ますため笑
  • 英語を上達させたい人たちにとって、少しでも参考になればいいなあ。。。

 

というわけで、ざーっと書いていってみましょー!!

 

 目次

 

 

スカイプ英会話

 

  1. リスニング  ★★★★☆
  2. スピーキング ★★★★★
  3. ライティング ★★☆☆☆
  4. リーディング ★★★☆☆
  5. コスパ    ★★★★☆
  6. 継続しやすさ ★★★★☆

 

3か月、毎日25分やってみました。

めーっちゃくちゃよかった!スピーキングが相当伸びました。

継続することの威力を思い知る。とにもかくにもしゃべることやなー

初めて1か月くらいで、舌の回りがかなりよくなったのを実感。

やっぱり毎日しゃべるとさすがに筋肉つくよね。

頭の中もかなりすっきりさせられました。

 

3か月間、早起きしてほとんど毎日やってましたが、通訳学校に通うことにしたためやめました。

 

 

サービスは2つ利用してみました。

 

ビズメイツ

www.bizmates.jp

12000円/月の高級路線。

そんでもそれだけの価値はありました…!

教材、講師、どちらも素晴らしかったです。

先生はフィリピン人の方だけでしたが、まったく問題無し。

もちろんあたりはずれはありましたが、良い先生を数人見つけてずっとその先生にお願いしておけば全く困りません。とても良い先生が何人もいました。

教材は、ビジネス現場に特化したもの。

自己紹介からオフィスの案内、自社の説明から外国人上司への報告まで、大変実践的なものでした。

ただ、普通の国内企業の一新卒に過ぎない自分がこんな英語覚えてどうするんだ…とは思ったかな笑

 

 

DMM英会話

eikaiwa.dmm.com

定番、DMM英会話。

こちらは4950円/月でした。

まあ、安かろう悪かろう、という感想。

教材がたくさん、先生の国籍も多様、24時間いつでも、と大盤振る舞いなのですが、選択肢の多さと満足度は必ずしも比例はしないのだな…と思いました。

 

ただ、やっぱり安いので、とにかく毎日しゃべりたい、長期間にわたって続けたい、というのならこっちでしょうかね。

先生は良い方が多かったです。

でも教材の英語が不自然だったのが気になった…先生も文句を言いながらレッスンしてました笑

 

 

 

 

英字新聞

ほんの1か月ほどだけ、オンラインでFinancial Timesを購読しました。

Financial Times

イギリスを代表する高級紙(quality paper)ですね。

(去年日経新聞に買収されたときはショックでした…)

 

 

  1. リスニング  ★★★★☆
  2. スピーキング ★★★☆☆
  3. ライティング ★★★★☆
  4. リーディング ★★★★★
  5. コスパ    ★☆☆☆☆
  6. 継続しやすさ ★★★☆☆

 

 

たくさん読むので当然リーディングは伸びます。

では、リスニングが伸びるのはなぜでしょう?

 

それは、語彙や背景知識、自然な英語の文法が身につくからです。

英語4技能といわれますが、そうスパッとわけられるものではなくて、結局「どれだけ自然な英語をインプットしたか、そしてどれだけ自然な英語に近い英語をアウトプットしたか」が肝要なのだと思います。

 

通訳学校の先生も「伸び悩む人はリーディングが足りていない」とおっしゃるぐらいです。

そういう意味で、英字新聞購読はとても効果的!

ただやっぱり、高い…

たぶんFTは特に高いんちゃうか…

まあ、ほんまのビジネスパーソンが情報収集に使う媒体やもんな…

というわけで無料期間終了と同時にやめちゃいました。

 

英語を読みたいだけなら、このご時世ネット上にいくらでも落ちてますからね。

 

 

…でもやっぱりちゃんとした英語に定期的に触れたいなあ、ということでこの12月からTimeという英字雑誌を購読予定です。今度はネットではなく紙で。

(やっぱ紙って楽だよなー)

こちらの感想もまたそのうち書きます。

 

 

 

 

 

Twitter

 

  1. リスニング  ★★★☆☆
  2. スピーキング ★★★☆☆
  3. ライティング ★★★☆☆
  4. リーディング ★★★★
  5. コスパ    ★★★★★
  6. 継続しやすさ ★★★★☆

 

いわずと知れたTwitter

 

もちろん無料なので、コスパ最強ですね。

 

英字ニュースを中心に、オバマ大統領、ロンドン市長ヒラリー・クリントン、トランプ次期大統領などもフォローしてみました。

 

なんせTwitterなのでほとんど読みませんが、たまに目に留まった記事を読む程度。

 

それでも、海外の速報(breaking news)をいち早く知れたり、有名人の発言に直に触れたりできるのでけっこう楽しいです。

それに、ざーっとタイトルを流し読みしているだけでも英語や最近の話題に慣れることができたと感じています。

 

Twitterしてる方はぜひ!

おすすめアカウントはこのあたり。

 

twitter.com

国内のあのニュース、英語でなんて言ったらいいんだろう…というときに助かります。

 

twitter.com

言わずと知れた米定番メディア。

 

twitter.com

世界各国からの速報。

 

twitter.com

今後ますます目の離せないお方。 

 

 

 

スマホアプリ

 

  1. リスニング  ★★★★★
  2. スピーキング ★★★☆☆
  3. ライティング ★★★☆☆
  4. リーディング ★★★★
  5. コスパ    ★★★★★
  6. 継続しやすさ ★★★★★

 

 

BBC World Serviceというのがめちゃくちゃおすすめ。

BBC News

BBC News

  • BBC Worldwide
  • ニュース
  • 無料

 

このスマホアプリで、24時間無料で聴けます。

 

30分ごとに世界のトップニュース6つほどを挟みつつ、ありとあらゆる話題について様々な人たちが入れ替わり立ち替わり議論します。

アルバニアの麻薬問題、シリコンバレーユートピア、コロンビアの未来について、スイス人向けの老人ホーム@タイ、フィンランドのトナカイレースなど、自分で探していてはおよそたどり着かないであろう話を無限に聞けます。

 

レポーターはネイティブですが、出演者は大半が非ネイティブなので、様々な訛りの英語が聞けて実践的でもあります。

 

私はこれを大学生のころからひたすら聞き流していて、おかげで「流暢な英語」のイメージはかなり頭の中にはっきり確立できてきています。

 

今は通勤中、合計毎日1時間弱聞いています。

英語をインプットできると同時に、最新ニュースも把握できるので大変重宝しています。

来年ももちろん、継続予定。

 

 

 

 

 

通訳学校

 

  1. リスニング  ★★★★★
  2. スピーキング ★★★★★
  3. ライティング ★★★★☆
  4. リーディング ★★★★★
  5. コスパ    ★★★★☆
  6. 継続しやすさ ★★★★☆

 

www.interschool.jp

はい、最後に通訳学校。

この1年の語学力の伸びは、八割方通訳学校のおかげです。

リスニング・リーディングがかなり伸びました。

 

授業の内容については、こちらをご参照ください。

ayacai115.hatenablog.com

 

宿題を100%こなすだけでも相当伸びます。

ただ、先生の当たり外れが激しいかな…前期は宿題多め、厳しめの先生だったのでかなり鍛えられたのですが、後期はけっこうのんびりした空気なのであんまり…

まあ自分で予復習きちんとやればいいだけなんですけどね。。。

 

あと、やはり「通訳」学校なので、(漠然と)英語上達したいな~という人が行く場所ではないですね。仕事で使う英語であれば、先ほど紹介した"Bizmates"などのほうがより実践的です。

 

半年で20万円超つっこむことになるので、TOEIC900点は超えてないとお金がもったいないかも。

 

 

 

 

 

2017年も継続しようと思うもの

 以上、2016年にスコーンが実践してみた英語学習をざーっと書いてみました。

 

じゃあ2017年はどうしようか?

 

 

継続する

  • 英字新聞(雑誌購読)
  • Twitter で英語アカウントフォロー
  • BBC World Service

 

 継続しない

 

 かなあ。

通訳学校は、今通ってるコースが3月に終わるのでそこでやめます。

「通訳になる!」ってめっちゃ燃えてたんですが、「数十年後には通訳なんてほとんど存在しないんじゃないか…?」とこの1年で思うようになりました。

いつAIに取って替わられるか怯えるよりも、いっそ取って替わるものを作る側になればいいじゃないか。というのが今の私の考えです。

 

 

というわけで、英語へのお金の投資は今年でひと段落。

ただやっぱり英語が大好きなので、時間の投資は続けるつもりです。

BBCはこれからも聴き続けるつもりですし、英字雑誌 TIME の購読も始めてみました。

 

 

 

2016年の伸びを測定するために、3月にはひとまずTOEICを受験する予定です。

2014年の 915 から果たしてどれだけ伸びたか…

 

 

さー、まだまだ頑張ります。

 

 

 

 

迷える子羊~

もう今年もあと半月かー

 

このペースで毎日が過ぎていってしまうと、「2016年まとめ!」なんて書く前に確実に2017年が来ちゃいますね…

いや、書きたいのでがんばります。そのうち。笑

 

 

これやりたい!がんばる!!って言ってたかと思ったら「いや、やっぱこっちの方がええんちゃうか?」ってなって、新しいものに傾いたり手を出したり、「いやいやでもやっぱそっちのがええんちゃうか?」ってまたふらーっと揺らいだり。

 

「これはやりません!興味はありません!!」

そんな固かった決意が思わぬ方向から崩れたり、逆にむっちゃそれにのめりこんでみたり。

 

およそ1ヶ月前には予想できなかった自分。

そんなのを12回繰り返してきた気がします。今年。

ライフ イズ アンプレディクタブル~~

 

やっぱ私ひとつの会社に勤めあげるとか絶対無理やな~~~笑

さあどうなるスコーンの未来。。。

 

先週から今週にかけてまた大きな動きがありました(?)

いやー来年どうすっかな。

 

同じく迷える子羊である旦那と一緒にいられるのは大変ありがたいことです。

さーどーなるスコーン家。

 

 

自動運転が実現したら…(スコーンの妄想)

こんにちは。

昨日せっせと書いた3000字の記事(それも画像とかリンクとか貼りまくった!)があっさり消えてしまい、貴重な休日の2時間をふいにしてしまいました、スコーンです。

 

さてさて、「自動運転」

今年最もホットだった言葉のひとつではないでしょうか。

Google, Tesla Motorsなど有名どころの進捗が毎日のように報じられていますよね。

 

日本だと今年7月に日産自動車が国内初の自動運転技術搭載車を出したそうです。

diamond.jp

 

 

運転しないでいい車……最高じゃないっすか!!

 

自動運転が実現したらどんな新たなサービスが生まれるんだろう……普段ぼんやり妄想していることを、ここで白日の下にさらしてみます笑

 

以下スコーンの妄想なり~

 

 

車窓がスクリーンになってVRを体験できる!

せっかくの車窓、外を眺めるだけじゃもったいない!

車窓、いやもしかしたら車内全部がスクリーンとなって、好きな世界を体験できる!

個人的にいいんじゃないかと思うのは、Google mapで場所を指定して、あたかもそこ(たとえば花の都フィレンツェ、中国の地方都市、NYマンハッタンから中東の砂漠まで)を自動車で走っているかのように錯覚できるようなVR、絶対面白いです。

 

スクリーンが主役になる必要はなくて、今日の気分に、もしくは目的に沿った風景を指定して、そのVRだからこそできる雰囲気づくりができればいいなーって思います。

 

それに、ビジネス目的だと電話会議もできちゃいますよね。

自動運転車の車内と聞くと、私はこれ↓のイメージが強いです。

メルセデスベンツ F015 ラグジュアリー・イン・モーション コンセプトカーメルセデスベンツ F015 ラグジュアリー・イン・モーション コンセプトカー

2015年1月と古いんですが、ベンツが出していたイメージ図。

こちらの記事です。

www.idea-webtools.com

向かい合わせって、すごくいいですよね。

家族旅行も友達との旅行も、一層楽しくなりそう。

 

で、そこですることといえば……

 

自動運転車 車内専用ゲーム!

これ、間違いなく出てきますよ!

真ん中に台を置いてのボードゲームから、先述のスクリーンを使ってのRPGまで。

ゲーム市場は永遠に無くならないんじゃないでしょうか…据え置きが廃れ、PCゲームが廃れ、スマホゲームが廃れ、という変遷はあったとしても、なにかしらに形を変えて、ゲームは私たちの身近にあり続ける気がします。

 

 

eラーニンングサービス

現在の車の運転手には、ビジネスパーソンも多く含まれているのではないでしょうか。

その人たちが今費やしている移動時間中、もう運転しなくてよくなったとしたら、車内時間をどのように過ごすか?

 

その時間を勉強に充てたい、という人は少なからずいるはずです。

そこで生まれるのが、自動運転車の車内専用勉強サービスへの需要。

車内スクリーンを利用して講義を聴いたり、Skype英会話などで英語学習、果ては「車内でMBAが取れる!!」なんてことになるかも。。。

講義を聴くのも議論するのも問題を解くのも車内でできるとなれば、あながち不可能な話ではない気がします。

 

 

車内でコンサート視聴

将来「コンサートを聴きにホールへ足を運ぶ」というのは過去の文化に過ぎなくなると私は思っています。

購入するのはチケットではなく、視聴権。

クラシックのコンサートだったら、「このホールの、このオケの、この公演の、何列目何番の席の音響・視界で」が指定できるようになって、それを自宅にいながらにして楽しめるようになるのではないかと。

 

となると、車内でも同様にコンサートを視聴できるのではないか!

なーんて、思います。

 

 

 

美容・リラグゼーションサービス

たとえばマッサージ屋さん、エステティシャンなどが自分の車を持ち、お客さんを拾ってマッサージ/エステを行いつつ、既定の時間に沿って目的地まで連れていく

こんなのあったらむっちゃ嬉しい。

マッサージ/エステ×タクシーのような。

30分コースならここまで、1時間コースならここまで、と予約時に伝えておきます。

予約はもちろんスマホアプリで。(そのころは違うデバイスかも。。。)

ヘアサロン、ネイルサロンも同様のサービスが可能ですよね。

パーティー会場まで30分でお連れします、その間にヘアセットもメイクも完璧!とか。

 

 

 

車内がレストラン!

飲食店が車を運行するのも面白いかもしれません。

アプリで出発地、目的地を指定、と同時に食べたいものをオーダー。

乗車時にはすでに食事は全てできていて、保温機から好きな時に取り出して食べられる!そして食べている間に目的地に着ける!

これもかなり便利では。。

おそらくいつかは「車内の振動はゼロ、車に乗っている感覚ゼロ」が実現されるでしょうから、レストランと同じように落ち着いて食べられるし、気づけば目的地に着いているからレストランよりも便利!ってなったりしないかなあ。

 

 

 

 

深夜バスならぬ深夜自動運転車

深夜バスは安いし便利、でも狭いし乗り心地悪いし周りに人がいて落ち着かない…でも寝ている間に着きたい…

そんな需要に深夜自動運転車がお応えします!

スペース広々、消灯は好きなタイミングで、リクライニングどころか椅子がベッドになっちゃいます!

スクリーンには星空を映し、お気に入りのBGMを流しながら穏やかに入眠……

朝起きたら洗顔・歯磨きも車内でできて、服も着替えてさっぱりしていざ仕事!

 

こんなの、いいんじゃないかなあ。

深夜バスよりはだいぶ高いけど、寝心地がいっそ家よりも良いとなれば、国内出張くらいなら深夜自動運転車の方が快適かも。。。

 

 

 

運転が趣味の人用VR

「運転しなくても良くなる」は、一部の人にとっては「運転ができなくなる」でもあります。

特に4,50代くらいに多そうな(イメージ)「運転そのものが楽しい」という人にとっては、自動運転は自分の趣味を奪いにくる敵でしかありませんよね。

そこで出てくるだろうなと思うのが、運転好きのためのVR。

ゲーセンのようなちゃちいものではなく、自分の好きな車種・内装が指定できて、しかもコースもGoogle mapから自由自在に選択可能!

オープンカーなら耳元を駆け抜ける風、力強い日差しも完全再現!

 

私は運転が全く好きではないので想像するには限界があるのですが、それでもやっぱり運転が趣味の人向けの市場はなんらかの形で成立していくんじゃないかなーと思います。

 

 

 

おわりに:「自家用車」という概念が無くなる?

ワークシェアリングルームシェアリングなど「シェアリングエコノミー」が馴染みの概念となって久しいですが、何よりカーシェアリングによって日常というものが大きく変わる気がします…!

思うのは、「自家用車」という概念が無くなるのではないか?ということ。

自家用車は、そもそも初期費用が高いし、駐車場が必要だし、メンテナンスにもお金がかかる……

車って平均で1日何時間、むしろ週に何時間稼働しているのだろう?

通勤や仕事で使っていたとしても、実際に乗っている時間は圧倒的に少ないはず。

そう考えると、地表の面積を無駄にとってしまっているわけです。それぞれ1日数時間も乗らないのに、全部駐車スペースを確保しておく必要がある。

 

でもカーシェアリングをすれば、自分が使わないときはほかの誰かが使うわけだから、駐車スペース=地表に存在する車のスペースは少なくて済む。

駐車スペースの大幅な削減、そして交通渋滞の解消にもつながるのではないでしょうか。

 

車はあくまで移動手段、という人にとっては、自動運転技術ほどありがたいものは無いんじゃないかな。

 

とにかく、新たな時代の到来が待ち遠しいです!

各社がんばれ~~笑